About Us
~About Me~

潤滑油と化粧品、どう見ても関連性がありませんよね。
それで言い訳です。


 私は物心が付いた頃から機械物が好きでネジなどを見るとバラしたくなる性分でした。16歳になってバイクに乗るようになって、ゴチャゴチャ弄ってましたし、峠小僧みたいな感じでした。走っては弄って、それは四輪でも同じでした。貧しかったので大したことはできませんでしたが・・・。峠に行くと力が無くなってしまってねぇ。良いオイルを使えば良いって雑誌に書いてあったので、ソコソコのオイルを使ったら、良かったですねぇ。でもビンボ。良くないオイルで回すものだからヘッド周りがおかしくなったりするし・・・。良いオイルがもっと安ければ・・・と思っていました。

 元々、私は両親と株式会社大和を運営していました。株式会社大和は女性下着のシャルレの代理店、その後カネボウ・セモアの代理店となりました。母はシャルレ時代にレチエ化粧品と出会い、セモアの代理店になる頃、株式会社大和として扱うようになりました。私は事務をメインにしていました。しかし『営業にも出ろ』と言われ、コスメティック・アイーダ社で習い、ちょくちょく営業に歩きました。とは言っても営業はなかなかうまく行きませんでしたし、何より私の雰囲気は化粧品と対局にありますので、苦しい物がありました。女性と接することが無かったので、たとえ母親と同年代の方でも緊張してしまって・・・。
 レチエ化粧品のホームページをつくったのはこの頃だったと思います。

 と、ある日、インターネットで海外のオイルの値段を見たら、国内の値段と比べてとても安かった・・・。それで無謀にもオーダーしました。少量だと送料が高く意味が無いので、ある程度の量をオーダーし、余ったものはネットで売れば良いと考えてオーダーしました。輸入で苦労もしましたが、ネットで国内価格の半額で販売したら結構ウケが良かったです。そして、他の粘度のリクエストがあって、扱いアイテムは増えていきました。自分としては化粧品の営業よりも合っていると思いオイルの仕事の方にのめり込んでいきました。もう少し正確に書くとオイル全般とインターネット関係、それと事務です。
 日本の代理店さんにしてみれば、面白く無い話です。数年後にメーカーの方に話が行ったらしく、取引先から『海外に出荷できなくなった。』との連絡がありました。複数の取引先がありましたが全て・・・。まぁ、この販売(並行輸入)は他人の褌で相撲を取るようなもの。なので、あっさり諦めました。でも、お客様の皆さんには関係ないことです。同じオイルの供給はできないとしても代わるオイルを供給しなければなりません。それで調べてAMSOILの輸入を始めました。
 AMSOILを輸入しても、日本ではあまり知名度がありませんでしたので苦労しました。けれど少しずつ認知していただけるようになって、オイルの売上も回復してきました。けれど会社としては化粧品の売上は下降気味、下着の方は壊滅的でした。まぁ両親も年齢が年齢でしたので仕方ありません。

2007年4月に両親から『家を売ることにした。一週間以内に出て行け』との話がありました。モメましたけれど話にならず、現住所の厚木に流れてきました。引き継いだのはオイルの仕事、ネットでご注文を頂いている化粧品のお客様でした。
それから数年経過したところでAMSOILからの契約の話があって輸入ができなくなってしまいました。ASMOILは一から始めたようなものですので、未練があって不毛な交渉を長く続けてしまいました。今思えば大失敗、会社の体力を浪費するだけでした。
2011年の暮れ、父親が癌であることが判明しました。レチエ化粧品の仕事も続けられないと言う事で、両親のお客様も私の方で対応することになりました。
AMSOILの交渉を重ねながらも実は他のオイルメーカーを探していました。しかし、そう簡単には見つかりません。それでやっと見つけたのがACCOR Lubrifiants(ブランドではACCORとKENNOL)です。新しいオイルを輸入したからと言って、すぐに売上が上がる訳もありません。どんなオイルか分かりませんし、それなりのテストも必要です。何とか切り抜けられるかとも思いましたが、難しそうです。
 そこでレチエ化粧品にもっと力を注ぐ事にしました。いえ、今まで放置しすぎました。オイルは送金してから2ヶ月程度かかりますが、レチエ化粧品は発注すればすぐに入荷しますので、ビジネス的には有利です。全てではないけれど、スキンケアーまでさせてもらえれば、売上に繋がるかは別にして良さは分かって頂けるように思います。それに女性アレルギーみたいなものは無くなっていましたし。

脱線しながらの話ですが、このような訳で潤滑油と化粧品の仕事をしています。