チェーンのメインテナンス

洗車の苦手なカモちゃんですけれど、以前、バイク仲間に『チェーンを見れば、そのバイクの整備状況が分かる』なんて言われて、『確かに』と納得しておりました。その頃はシャフトドライブのバイクでしたし簡単に納得できた訳です。が!チェーンドライブのバイクにしたらチェーンのメインテナンスがたいへん。通勤で使っている時は1日100km近く走るので2〜3日おきにチェーンルーブを吹き、一週間に1度は掃除してチェーンルーブを吹いていました。壁のあるところを少しメインテナンスをサボった状態で走るとチェーンの音が気になって・・・。おんぼろバイクですから、『ボロは着てても心は錦』って思いたいけれど『ボロを着た上に心も醜い』って感じで恥ずかしいですもの。それにチェーンも含めてメインテナンスされたバイクは走ってて気持ちいいですものねぇ。そんな訳でチェーンルーブやチェーンクリーナーをたくさん買ってしょっちゅうメインテナンスしていました。タイヤやホイールはチェーンルーブの飛び散りでいつも汚かったけれど、まぁ、これは『ボロは着てても』で諦めていました。が!チェーンカバーやドライブスプロケットカバーの内側はドロドロのネバネバで、ドライバーでコサギ落とすような状態で、こちらのほうは『心は』の方ですので頭が痛かったです。
AMSOILの製品を使うようになって、チェーンメインテナンスの手間が省けるようになりましたし、効果も見違えるほどのものがありますので、写真を交えて『カモちゃん風』でお伝えする事にします。
 尚、よい子は真似しない方が良い事も多々ありますが、ご容赦ください。

今回の登場人物
AMSOIL
AM-APF-SC
AMSOIL
AM-AMH-SC
ブラシさん
AMSOIL MP Heavy-Duty Metal Protector(AM-AMH-SC)のサンプルが戻ってきて、それを他の人のお試しで使ったけれど自分用に使っていました。お試しで使うとすぐに無くなってしまって、今まで使っていたチェーンメーカーのチェーンルーブをしばらく使っていました。100kmも走らないうちにこのように汚れてしまいます。まだ、この状態では、チェーンの音は気になりませんでしたけれど・・・。信号で後ろにバイクが来たら恥ずかしい(^^;
リアタイヤを地面から離し、エンジンをかけて一速に入れてゆっくりリアタイヤ回転させながらチェーンカバーの裏やドライブスプロケットカバーの裏にも『飛び散れば良いのです』とチェーンにPowerFoamを吹きつけます。あまり豪勢に使うともったいないので、ほどほどに(^^; PowerFoamをスプレーしながら、しばらくタイヤを回転させ続けます。PowerFoamの泡は真っ白ですけれど、真っ黒になった泡が垂れてきます。1分位かなぁ。そしてギアをニュートラルにしてリアタイヤが止まったところが左の写真です。
再びタイヤを回しながらホースで水をぶっかけました。ピンのあたりに所々茶色いのが付いています。これは以前につけたMP Heavy-Duty Metal Protecotrです。ローラーのはじっこなど、イマイチなので再度洗浄する事にします。
5速に入れてブ〜ンとタイヤを高速回転させて、水気を吹き飛ばします。これは危なそうですよねぇ。よい子は真似しない方が良いでしょうねぇ。ウエスで水気をとった方が良いカモねぇ。
多少水気が付いていても関係なく先程と同じようにPowerFoamを吹き、今度は念入りにブラシくんに登場してもいます。チェーンの裏表両サイドをタイヤをゆっくり回しながら、およそチェーン5周ずつくらいブラシを当てます。そして再び水をぶっかけます。ちっとも念入りではないか(^^;
PowerFoamは水をかけられると地面のように乳化して白くなります。水を流せばきれいになりますので地面を汚しません。普通のチェーンクリーナーだと石油のような感じなので地面に垂れると地面に染みをつくってしまうので、新聞紙などを敷かなければなりません。でも、チェーンをウエストで拭いただけではローラー周りなど奥まったところの汚れは落ちないです。それでチェーンクリーナーを使った後は合成洗剤をつかってブラシでゴシゴシします。けれどチェーンルーブは強力な油ですのでいくらチェーンクリーナーの後で、合成洗剤って言ってもなかなかきれいになってくれないのです。みんなどうやってきれいにしているのだろうって不思議で仕方ありません。以前は『オレには分からねぇ〜』とブラシと合成洗剤に頼って、一生懸命こすっておりましたぁ(^^;
水をぶっかけた後、タイヤを高速回転させて水気を吹き飛ばした後が左の写真です。如何でしょう。普通のチェーンクリーナーではこんなに簡単にはきれいにならないと思います。このチェーン自体新しく、まだ7〜8000km程度ですので、尚更美しく見えますね。もっと念入りにやれば良いのですけれど、ローラーのはじっこからスラッジが覗いていないので、これで良しにします。MP Heavy-Duty Metal Protectorだとローラーの端からスラッジはほとんど出てこなかったと思いますけれど、普通のチェーンルーブだと結構出てきてしまうんですねぇ。
それとホイールのダンパーが入っているあたり、掃除前の写真では飛び散ったチェーンルーブが少し付いていましたけれど、触りもしないのにきれいになってましたぁ。
『このチェーンはシルバーチェーンです。』って事で一応写真に納めておきます。MP Heavy-Duty Metal Protectorを使うと下の写真のようにゴールドチェーンになってしまいます。チェーンの色は趣味の関係もありますので、小さなデメリットかもしれませんね。
多少水気が残っていても関係なくMP Heavy-Duty Metal Protectorを吹きつけます。カモちゃんは吹きつけが苦手で、どうしても多く吹いてしまいます。クリーナー類だったら洗い流すので良いけれど、チェーンルーブだとねぇ。で、しっかり吹き過ぎて、所々垂れています。
MP Heavy-Duty Metal Protecotrは水分があると吹いた直後は垂れやすいみたいです。良く乾かした後だとそれほどタレないのですけれどねぇ。
外気温や湿度、塗布する量によるみたいですけれど、塗布後30分もすればチェーンルーブは乾いてワックスのような感じになります。触っても手につきませんので、絶対に飛び散らないです。そして埃がつかないのでチェーンが汚れません。フリクションはバイクだとパワーがありすぎて分かりません。ワックス状ですのでフリクションがありそうですけれど、バイクは軽いし・・・。ライフはヒイキ目があるので書きにくいですけれど、普通のチェーンルーブより長いと思います。
 こんな感じですので、バイクのエンジンがかかっていて、水道のホース、使うものをすぐ使えるように揃えてあれば5分程度で終了してしまうかなぁ〜という感じ。とってもお手軽だと思います。

 競技ではMP Heavy-Duty Metal ProtectorはAMSOIL/Chaparral/HondaのWindham車、RaLocco車でも使われています。ワックス状になりますので、メインテナンス時にしっかりスプレーして、競技直前にコースによってもう一度スプレーする事もできそうです。

 そうそう、MP Heavy-Duty Metal Protectorを使いはじめのころは、ローラーの端っこからニチャニチャのスラッジが毛穴すっきりパックみたいに出てきます。それ以前に使っていたチェーンルーブの残党がローラー内に残っていて、出てくるみたいです。300km, 500km走ってもチェーンがきれいなままですし、スラッジが顔を出してくると気になります。何度かチェーンの洗浄とMP Heavy-Duty Metal Protectorを塗布しているうちに少なくなってきます。気になる場合は洗浄時にローラーを転がすように入念にブラシでこすってあげると後でスラッジが顔を出すことは少なくなります。
左写真は、およそ800km走った成れの果てです(^^; 2005/12/10〜11日にモトクロスランド多度を往復しました。往路は突風のすごかった高速で100km〜5速7000rpm(ファイナル比は純正仕様)程度で走りました。ちとキャブレターのメインジェットを試したかったから、回しましたぁ。突風がすごくサービスエリアでリアタイヤを見たらレースをやってる訳では無いのにタイヤかすが、まん中あたりに付いているのには今まで経験が無いだけにビックリしました。突風をくらうと急ブレーキがかかるので、その為でしょうか・・・。
モトクロスランドに到着して埃の多い中、24時間放置。
帰りは経費削減のため下道で帰りました。御殿場から厚木の間は路面が濡れる程度の雪でした。水を撒きあげるまでいかなかったみたいなので、ほぼドライで良いでしょう。乗っていての感じは『少し音が出てきたかなぁ、それほど音が出ているって程では無いかなぁ』という微妙なところです。

角度を変えクローズアップした写真を追加です。よく見るとXリングあたりのコーティングが荒れてきていますね。ローラーのところも黒っぽい粉のような感じのものがうっすら付着しているようにみえます。
PowerFoamを使えば簡単に掃除できますが、『掃除が面倒』を前提に掃除しないでそのままMP Heavy-Duty Metal Protectorをスプレーしました。そしたら黒っぽい粉のようなものが浮き出て左の写真のようになってしまったです。潤滑自体は問題ありませんが、やっぱり掃除してからスプレーした方が精神衛生上宜しいですねぇ。