シコンについて

シコンは紫草の根の部分を使った漢方生薬として古くから広く使用されています。肌荒れ、腫瘍などの外用薬として、また、銀杏などの内蔵機能の回復のための内服薬として知られています。江戸時代の名医、華岡青洲が創案した軟膏『紫雲膏』は外用薬として、外傷やただれ、かぶれ、また虫刺されなどに使われてきました。現在も紫雲膏は販売されています。
抗菌(殺菌)作用・・・ 肌荒れを起こしやすい肌は皮脂の分泌が不十分なため、菌などの侵入に弱くなっています。シコンの殺菌作用は、この侵入から肌を守り炎症などを起こしにくくします。
肉芽形成促進作用・・・ ニキビ、肌荒れ、かぶれ等の治癒を早め、跡の回復を助けます。
消炎作用・・・ 鎮痛解熱、消炎作用。