2000/12/17 505の整備

 水温が上がらない、ヒーターが利かなくなることがある、走行中に段差を乗り越えるような音がするというトラブルを抱えながら、車検にだしました。車検では、『どこもいじらなくて良い』という事でやって貰いましたが、新たな問題を抱えて帰ってきました。走行中、ギャップなどがあると金属音がする、Dレンジに入れるとエンジンがブルってしまう事がたびたびあるなどです。

 まずはオーバークールの修理。まあ、サーモスタットの交換です。サーモスタットの交換だし、ついでに冷却水の交換もしちゃいましょう、ということで数日前に遅効性のラジエター洗浄剤を入れておきました。うまくすればヒーターも直るかなぁ・・・。 

 洗浄剤を入れたのに、ヘドロの影も形もありません。美しいの一言。冷却水を抜きとり水道水を勢いよく流しても汚れらしき汚れはありませんでした。この場合、ヒーターをオンにしておかなければ、ヒーターコアに洗浄剤入りの冷却水が残ってしまいますね。サーモスタットも閉じていて大丈夫そうだったけれど、こればかりはテストをしてみなければ分かりませんし、テストするとなると温度計が必要なので、新品に交換しました。505で興味深かったのはサーモスタットのパッキンがゴム製であった事。普通は紙のようなパッキンでスクレーパーで剥がさなければならないのに、セコクやるならばパッキンは再使用できそうです。う〜ん、なんてセコイんでしょうσ(^-^;)
 サーモスタットを交換すると水温は約80℃の安定し、ラジエターに水をかけても80℃以下に落ちないようになりました。個人的にはもう少し温度が高いのが望ましいと思うんですけれど・・・まあ、いいか、とズボラなカモちゃんです。
 ヒーターは不安定なままです。アイドル時には冷たい風が出たりして、加速する時に熱い風が出てきたり、イマイチ再現性が無く、困ったものです。多分電気関係の問題なんでしょうね。

 そうそう、この後重大なミスをした事が後程判明しました。505は冷却水を入れ換えた時などエア抜きをしなければなりません。取扱説明書にはリザーバータンク?をかなり高い位置につり下げてという感じの写真があるけれど、あれは無理です。ちょこっとしか持ち上がらないです。これでエア抜きをすると規定量よりたくさん冷却水を入れなければなりません。更にこのまま戻すと・・・。たるんだパイプがパワステポンプのプーリーに接触して削られてしまいます。はい。これでカモちゃんはパイプに穴を開けてしまいました。取り敢えず瞬間接着剤で漏れは防いだのですけれど、圧がかかるし、やっぱり交換した方がいいかなぁ・・・。と、思ったけれど、パンク修理キットで補修する事にします。
 話しを元に戻して。じゃあどうやってエア抜きするか。アッパーホースのブリーダーを緩め、リザーバータンクにマウスtoマウスが手っ取り早くていいかなぁ。冷却水は甘いけれど毒だし、健康に悪そうだからきれいきれいにしてからブチューっと。やっぱりこういうやり方は反則かなぁ・・・(^^ゞ