505の貴重な写真

 Peugeotの仲間のniwaさんが2000年夏に505 V6のミッショントラブルに遭遇しました。niwaさんのご厚意により505の貴重な写真を撮る事ができました。深く感謝致します。写真をクリックすれば大きな画像を見る事ができます。


とても大きくてきれいな工場にビックリ! リフトのある工場! 憧れますねぇ。
 さて、問題の505君、既に手術台の上におりました。やっぱりきれいです。
後ろからのショット。壊れたミッションは下ろされ、新しいミッションが載っています。


ドナーは白い505 V6です。 後ろからのショットです。


既に移植されたミッション。ミッションのオイルパンは外されています。 移植されたミッションを前方から撮りました。ミッション下側のプレートみたいなものがフィルターです。トルクスのボルト三本で止まってます。ヘドロみたいなのがドッチャリ出てきたそうです。


トラブルの発生したミッション。後端の部分は外されています。 こちらは上側から撮った写真です。


トラブルの原因、トランスミッションのアウトプットシャフトスプラインです。ここまでは正常に機能していたのです。ですから、Dレンジに入れるとスピードメーターが動く訳です。 トラブルの原因、プロペラシャフトミッション側のスプラインです。しかし、何故このようになってしまったのでしょう。普通では考えにくいです。でも現実に起きちゃった訳で・・・。


こちらは505に搭載済のミッション。本来はこのようにカバーというか・・・がついているのでスプラインの様子はちょっと分かりにくいです。それにしてもトルクチューブのフランジはゴツイですね。って当たり前かぁ・・・。 問題のプロペラシャフト。こちらはデフ側です。ミッション側と見比べるとスプラインの形状が全然異なっています。


505のデフです。普通の4独用のデフと同じような感じですけれど、トルクチューブとつながる部分があります。 バケツの横にある長いパイプがプロペラシャフトです。1本のパイプです。普通はユニバーサルジョイントがついてるんですけれど、トルクチューブに入ってるものでジョイントはありません。センター付近にちょっと太い部分があります。トルクチューブのニップルが付いているあたりです。


ミッション側から見たトルクチューブです。内径は結構太いです。 デフ側から見たトルクチューブです。デフを止めているのは簡単なフランジ2ヶ所です。トルクチューブはリアメンバーを外さないと外れないようです。トライしたけれど無理でした。


トルクチューブについている妙な突起物。通常は真下に向きます。思い切り追突された時、リアメンバーがこの突起にぶつかって前にいかないようにしているのでしょうか。安全といえば安全なんですが。 トルクコンバーターです。


ドライブシャフト左側です。左にぷら〜んと垂れ下がっているのがABSセンサーです。太い部分に更に大きなギアみたいなものがついていて、ABSセンサーはこの回転をキャッチします。でも、505ったらABSが弱いのよね。 右側リアのロアアームです。505のデフを降ろす場合、ロアアームをフリーにしないとデフからドライブシャフトが外れないそうです。


505のエンドマフラーです。写真は上側から撮ったものです。これもまん中の上側半分が腐ってきています。カモちゃんちの505も同じように腐りました。幸い?な事にエンドマフラーは楕円の筒状ですので、補修は簡単にできます。カモちゃんちは車検を通す為にホルツの板状の補修キットとパテで何とかしちゃいました。マフラーは5万円程度との事でビビってこのような諸行に出たのです。